2011.09.05 質疑応答


(1)測定値が、個人の線量計で測ったものと、かなり違うみたいなのですが、どうしてでしょうか?

  →機種によって違う値がでる場合もあるので、誤差の範囲内ではないでしょうか。
  (市民グループの1人が、市から機種を教えていただく。)

(2)空間線量の測定の目的を教えてください。
危険防止を目的とするならば、草むらや側溝など数値が高い場所を探して、
注意喚起するために測るべきではありませんか?

  →市民の不安払拭のために、公共施設周辺の平均的な値を知るために実施しています。
  高いと思われる砂場、芝生等も測っていますが、問題ありません。

(3)さいたま市のバックグラウンド放射線(自然放射線)はどの程度でしょうか?
人工放射能による被ばくを年間1ミリシーベルト以下にすることを目指すという指針があるので、
外部被ばく(現在の空間線量ーバックグラウンド)+内部被ばく=年1ミリシーベルトかと思いますが、
この計算をする際、市では、自然放射線の値をどう想定して、計算していらっしゃいますか?

 →把握してません。

(4)現状では、給食1食分に、どの程度の人工放射性物質が入っているとお考えですか?
厚生労働省の7月の審議会から、3月からの4ヶ月間の、食品による内部被ばくの「推計値」が発表されています。
この推計どおり1年間食べつづければ、自然放射性物質以外からの年間内部被ばくは、
全年齢で0.106mSv、小児で0.137mSvとなるようです。
これを単純に割り算すれば、1食分の被ばく量がわかると思いますが、
現状はこの推定どうりでしょうか?
1食分をミキサーにかけて計測するなどして、把握していらっしゃいますか?

  →把握も計測もしてません。

(5)幼稚園や学校で汚染された肥料や堆肥は使われてない、安全とのことですが、
どのように安全を確認したのか、根拠を教えてください。
実際に汚染されたものが市場に出回っていたので、測らないと安全だと思えません。
また、保育や教育の現場に、汚染されたものを使わないようにとする注意喚起が徹底されてないように思えます。

  →袋に記載されている事項を確認して、安全だと認識しています。計測はしていません。


以上。


時間が限られていたため、いずれの質問についても、十分な話し合いができなかったように思います。
また、要望にご回答いただいた内容について、さらに突っ込んだ質問をしても、
「事前に提出してあった要望書に沿った内容以外には回答できない」とのことでした。



inserted by FC2 system